病院などの医療施設では、大人ばかりではなく子供が病気や怪我の療養のために訪れることもあります。
短時間の医療施設の利用ならば、保護者が看護師や医師との間に入り、子供とのコミュニケーションをスムーズに行う手助けをしてくれるほか、不安を和らげるため様々な行動をとってくれることもありますが、必ずしもそれが期待できないことも多いです。
保護者も子供と同じように不安に駆られてうまく看護師や医師とコミュニケーションをとれない場合もあります。
また、長期入院などとなると子供だけで過ごすことも多く、その場合の子供とのコミュニケーションがうまくいかない可能性も高いです。
まだ、言語をうまく操ることができない子供や精神的に安定していない子供とのコミュニケーションをうまく行うことは、看護師の一つの課題でもあります。
このような子供とコミュニケーションをうまく行うためには、いくつかのコツがあります。
その一つは、非言語コミュニケーションを積極的に活用するということです。
難しい言葉を理解しきれない子供に対して、身振り手振りを合わせて説明していくと、より深い理解につながります。
また、ボディランゲージは子供に安心感を与えることもあります。
そして、根気よく笑顔で接していくことも重要なコツです。
病気や怪我、慣れない環境ということで、子供は恐怖や不安を感じていることもあります。
そのような状態で、強い口調で話したり、叱ったりすると抵抗感や拒否感が強くなってしまいます。
そのため根気よく、笑顔で接し続けることが重要です。